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IRニュース

平成15年8月25日

各 位

株式会社インターネット総合研究所
東京証券取引所 マザーズ4741

役員人事に関するお知らせ
「IP研究所」から「IPソリューション事業会社」へ。
事業急伸に伴い、グループ経営を強化

 株式会社インターネット総合研究所(本社:東京都新宿区、代表取締役:藤原洋、以下IRI)は、本日開催の取締役会において、以下のとおり取締役の異動を決定いたしましたので、お知らせいたします。
 なお、本人事は、9月18日開催予定の当社定時株主総会および同日に開催予定の取締役会での決議を経て正式に選任の予定です。


1.取締役の人事異動
(1) 取締役候補および業務分担


代表取締役所長 藤原 洋 (CEO/最高経営責任者)
代表取締役 持塚 朗 (COO/最高執行責任者)
取締役 吉田 敦男 (CFO/最高財務責任者)
取締役 荻野 司 (CTO/最高技術責任者、
  タウ技研社長就任予定)
取締役 菊地 頼 (サービス開発担当)
取締役 中川 美恵子 (コーポレートガバナンス担当)
[新任] 取締役 西野 大 (IX技術戦略担当)
[新任] 取締役(非常勤※) 清水 英一 (日本ルーセント・テクノロジー株式会社会長)
取締役(非常勤※) 中村 修 (慶応義塾大学
  環境情報学部助教授)
取締役(非常勤) 岡田 智雄 (アジアネットコムジャパン 社長)
注1:常勤取締役における( )内は、役員人事異動後の担当です。
     非常勤取締役の( )内は、現職です。
注2:※清水氏および中村氏は、社外取締役です。

(2) 退任取締役
取締役 大和田 廣樹 株式会社ブロードバンドタワー 社長)
取締役 井上 雅博 (ヤフー株式会社 社長)

2.「IP研究所」から「IPソリューション事業会社」へ。
   事業急伸に伴い、グループ経営を強化
 当社は、創業後、第7期の決算を終了し、連結売上が113億円(第1期は95百万円)となりました。この結果は、内部目標としていた3年で10倍の成長を6年間かけて100倍の成長を達成したことによるものですが、第8期は、事業規模の成長だけでなく、上場来初の黒字決算を見込める段階に来ました。この連結100億円突破を契機に「研究所として次代を創る」だけでなく、「事業会社として時代を創る」段階へと飛躍したものと考えております。このような背景の下、以下に新しい段階を迎えるに当っての役員異動を行った目的を示します。


(1)重要連結子会社の経営体制の強化と社内役員の交代

i. 荻野司 当社取締役のCTO就任とタウ技研株式会社の社長就任  
 同社は、1977年創業の伝統あるファブレスメーカー型ハイテクベンチャーとして成長を続け、新日鉄グループに入った後、2002年3月当社の100%子会社となりました。同社は、この間一貫して、シャープ株式会社殿、オムロン株式会社殿はじめ国内有力電子機器メーカー等に安定した顧客基盤を築いてまいりましたが、ブロードバンドの次に来るべきユビキタス時代のIPプラットフォーム提供会社に飛躍する大きな転換点を迎えました。そこで、電子機器メーカーでのビジネス経験とIPv6など産学官連携での最先端の研究開発リーダーを務めてきた荻野司当社取締役が当社CTOに就任するとともに、タウ技研株式会社の定時株主総会および取締役会決議をもって代表取締役に就任する予定でおります。今後、同社は、当社との連携を強化しグループ内IPプラットフォーム事業のコア事業会社として、株式上場を視野に入れた独自の資金調達・事業展開を行ってまいります。


ii. 西野大 JPIX取締役の当社取締役就任  
 西野大JPIX(日本インターネットエクスチェンジ株式会社)取締役は、当社の創業メンバーの中核を担う技術者としてJPIXの考案、ネットワーク設計を行ってきました。今後は、日本発世界最大の商用IX(インターネットエクスチェンジ)であるJPIXで培った中立的なISPとの連携事業を強化すると共に、新たなIX技術戦略を担当する役員に就任することとなりました。


iii. 大和田廣樹 当社取締役退任と株式会社ブロードバンドタワー
(BBTower)での社長専任

 同社は、当社の創業以来のコア事業であり、iDC(インターネットデータセンター)の元祖米グローバルセンターの日本法人(グローバルセンタージャパン)としてスタートし、昨年3月末に子会社したものです。BBTowerは、ヤフー株式会社をはじめ国内有力コンテンツプロバイダーのWebサーバ等の主要集約拠点としての確固たる地位を築いてきました。今後もIRIグループのコア事業として企業向けIPソリューション提供拠点としての重要性が益々増大することから、日本におけるiDC事業の草分け的存在である同氏が当社取締役を退任し、BBTower社長に専任することとなりました。今後、同社は、当社との連携を強化しグループ内IPネットワーク事業のコア事業会社として、また、ヤフー株式会社の重要なウェブサーバ集約拠点としての社会的責任を果たすべく、株式上場を視野に入れた独自の資金調達・事業展開を行ってまいります。


(2)社外取締役の交代
 井上雅博氏(ヤフー株式会社社長)が退任し、清水英一氏(日本ルーセント・テクノロジー株式会社代表取締役会長)が新たに当社社外取締役として就任することとなりました。井上雅博氏からは、株式上場前から4年にわって本業での業務提携と共に、上場企業におけるコーポレートガバナンス上の多くの指針を頂きました。また、新社外取締役に就任予定の清水英一氏は、長年にわたる日米企業における通信業界での豊富な経験を元に、ノーベル賞受賞者11人を輩出した米ルーセントテクノロジーズ社ベル研究所との連携を視野に入れたユビキタス時代を指向した指針を頂く予定であります。


以上



本件に関するお問合せ

株式会社インターネット総合研究所
財務部 神田裕代  E-mail: press@iri.co.jp
TEL:03-5908-0711 FAX:03-5908-0719










※ 新任役員の略歴は、以下の通りです。


新任役員の略歴


取締役  西野 大(にしの だい)


昭和42年6月生
 
平成7年4月
株式会社ラピドシステムズ入社
平成8年12月
当社入社
平成11年4月
会津大学先端技術研究センター 助教授(現任)
平成12年4月
当社 最高技術責任者
平成12年11月
株式会社ブロードバンド・エクスチェンジ 取締役
平成13年3月
日本インターネットエクスチェンジ株式会社 取締役
平成13年8月
株式会社ブロードバンド・エクスチェンジ 最高技術責任者
平成14年12月
当社 ユビキタス研究所 主席研究員(現任)
平成15年5月
日本インターネットエクスチェンジ株式会社
取締役最高技術責任者(現任)

取締役  清水 英一(しみず えいいち)
昭和13年8月生
 
昭和37年4月
日本電信電話公社(現 日本電信電話株式会社)入社
昭和50年6月
同社 北海道電気通信局職員部長
昭和54年2月
同社 関東電気通信局職員部長
平成元年6月
日本電信電話株式会社 理事
平成3年10月
日本AT&T株式会社(現 日本ルーセント・テクノロジー株式会社)入社 副社長
平成5年4月
日本インターネットエクスチェンジ株式会社 取締役
平成13年8月
同社 取締役副社長
平成8年7月
日本ルーセント・テクノロジー株式会社 代表取締役副社長
平成10年12月
同社 代表取締役社長
平成12年11月
同社 代表取締役会長(現任)


 

以上


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