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取締役 経営企画・関連事業担当
菊地 頼（Kikuchi Yosuga）
経営企画・関連事業担当の取締役に就任いたしました菊地 頼でございます。
当社は、これまでインターネットの基盤的な運用技術であるBGP（Border Gateway Protocol）をコアコンピタンスとして事業を展開してまいりました。この技術は広くインターネットが使われるために必須な技術ではありますが、いわば「舞台裏のそのまた舞台裏」の技術であり、直接関係するのは、一部の通信事業者、ISP(Internet Service Provider)だけに限られていました。このため、当社の事業は「見えない、分かりづらい」というのが世間一般の見え方だったように感じます。
しかし一方で、こうした事業と平行して、この3年間にBBTower（データセンター事業）、BBX（ブロードバンドのエクスチェンジネットワーク事業）、IC&O（運用・監視・保守サービス事業）、タウ技研（液晶映像技術、デジタル画像処理などのシステム・ソフトウエア開発事業）、IRI-CT（電子商取引サービスの構築事業）、PoD（ブロードバンドにおける動画配信事業）などの子会社、関連会社を設立して参りました。そして現在、これら事業の連携によって当社グループは、「インターネットの事であれば、顧客のあらゆるニーズにソリューションを提供できる企業集団」として生まれ変わろうとしております。
いまや、インターネットはあらゆるビジネスにとっての必需品となっています。日ごとに新しいサービスが誕生し、エンタープライズのニーズも多種多様です。企業のみなさまが、新しいビジネスをスタートされる時、また、今のシステムにご不満がある時、お気軽にご相談いただけるよう、データセンターから回線、システム、さらに最後はWEB上のコンテンツからプロモーションまで、手間要らずの「ワンストップ・トータルソリューション」をお持ちする、いつも企業のみなさまのすぐそばにある「コンビニエントな存在」、そんな企業集団になるべく努力していく所存です。
これまで、一部の通信事業者にしか利用されていなかった技術の中には、一般のエンタープライズにとって「価値ある応用」となる技術がたくさんあります。インターネットも第２フェーズを迎え、これからはエンタープライズが市場をリードしていく時代です。この新しい時代に、常に最前線をいくビジネスの傍らにある「身近で頼もしい存在」となるべく当社もまた、「新しいフェーズ」を迎えております。
