平成13年2月13日
各位
日本インターネットエクスチェンジ株式会社
株式会社 インターネット総合研究所
(コード 4741 東証マザーズ)
日本インターネットエクスチェンジが第三者割当増資を実施
~ インターネット総合研究所が追加出資し、ブロードバンド時代に適応したIXを構築 ~
日本インターネットエクスチェンジ株式会社(以下、JPIX/代表取締役社長:小林洋/本社:東京都千代田区)は、株式会社インターネット総合研究所(以下、IRI/代表取締役所長:藤原洋/本社:東京都中央区)を引受先とする第三社割当増資を、平成13年2月末に実施いたします。新規株式発行総価額は9,600万円で、増資後の資本金は2億9,800万円となり、IRIは、株式会社ディーディーアイに次いで、日本電気株式会社、富士通株式会社、ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社、JENS株式会社、東京インターネット株式会社と並んで第2位株主となります。
また、IRIから役員1名を派遣することを予定しており、両社の連携を強化することで、来たるブロードバンド時代に適応した、インターネットエクスチェンジ(IX)の構築を目指します。
JPIXは、日本の商用IXの先駆けとして、インターネットサービスプロバイダー(ISP)同士がトラフィックを相互に交換する環境を中立的な立場で提供してきました。現在、国内外の主要ISPなど70社を超えるお客様が接続し、そのトラフィックは、1年前の約800Mbpsから、現在、2.5倍の約2Gbpsへと急速な伸びをみせており、日本のインターネットの心臓部としての重要な役割を担っています。
インターネットが生活やビジネスに密着したインフラストラクチャーとして定着しつつある昨今、ISP間のデータ交換の拠点となるIXへの要求も高まり、事故や災害等による危険回避のための首都圏内のIX分散化(拠点を増やす)や、全国的なIXの展開が求められています。また、来たるべきブロードバンド時代に則した、より広帯域なトラフィック交換の機能もIXへの要求として高まっています。
このような流れの中、JPIXでは平成12年12月に東京江東区青海のテレコムセンタービルに第二サイトである「ベイエリアJPIX」を設置し、サービスを開始しました。また、今後計画している首都圏での第三・第四サイトの展開、更に、名古屋JPIXを皮切りとする全国展開を控えており、今後のJPIXとIRIの連携強化は、ブロードバンド時代のインフラ構築にとって不可欠なものと判断し、実現に至りました。
IRIは、JPIXの設立企画段階から参画し、そのシステム構築から運用までを全面的に受託しています。また、先般には同社のコア事業を、「IX」「インターネットデータセンター(iDC)」「ブロードバンドエクスチェンジ(BBX)」などのインターネット・インフラ運用事業と位置付け、積極的に経営責任を担っていく方針を打ち出しました。今回の出資はその第一弾となるもので、IX事業へ重点的に取り組み、ネットワーク業界における先導的役割を果たしていきます。
別紙1
【日本インターネットエクスチェンジ株式会社概要】 (平成13年2月13日現在)
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本件に関するお問合せ
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TEL:03-3243-9579 FAX:03-3243-9597
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経営戦略室 広報 担当:神田
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