平成13年3月2日
各位
株式会社 インターネット総合研究所
(コード 4741 東証マザーズ)
RIが、ブロードバンド向け動画配信プラットフォーム提供会社PoDに出資
~ 大手ISP等の協力を得て、3/10より実証サービスをスタート ~
株式会社インターネット総合研究所(代表取締役所長:藤原 洋、本社:東京都中央区、以下IRI)は、ブロードバンド向け動画配信プラットフォーム構築を手掛ける株式会社プロデュース・オン・デマンド(代表取締役社長:菊地頼、本社:東京都品川区、以下PoD)に1600万円出資し、業務提携を行いました。これにより、PoDはIRIの持分法適用関連会社となります。
PoDは、テレビ局出身のIRIの社員により2000年11月に設立されたスピンオフカンパニーであり、ブロードバンド時代における通信と放送の融合を目指した、次世代放送システムの研究・開発および構築を行っています。また、同社の提供するプラットフォーム『DIGITAL CASCADE』は、大規模同時配信という技術面の斬新さにとどまらず、動画コンテンツビジネスに関わる金融、法律、番組制作、配給、配信等の分野を、テレビ・映画などの第一線で活躍するエキスパートとのオープン・アライアンスによって、コンテンツビジネスパートナーへのトータルサポートを行います。
IRIは、コア事業であるIX、iDC、ブロードバンド・エクスチェンジ(以下、BBX)などのインターネット・インフラ運用事業と密接に関連し、支援する事業を周辺コア事業として展開しています。その一環として、PoDへの技術的な支援を行い、PoDとの連携によるブロードバンド・コンテンツ制作支援事業を推進してまいります。具体的には、当面、一部のブロードバンドサービス地域を主対象として稼動する『DIGITAL CASCADE』システムを、来るべきブロードバンド時代には、現在企画会社にて準備中のBBXインフラ上でサービスすることを視野に入れて展開してまいります。
ブロードバンド向け映像配信プラットフォーム『DIGITAL CASCADE』の実証サービス開始
3月10日より、PoDはIRIの技術支援のもと、インターネット上での動画配信プラットフォーム『DIGITAL CASCADE』の実証サービスを開始します。これまでのストリーミング配信方法では、同時に視聴可能なユーザー数は2000~3000人程度に限られていましたが、DIGITAL CASCADEを利用することによって、約15万人が同時に視聴することが可能となります。さらに、ブロードバンド環境では、400kbps以上のストリーミングを実現し、テレビ放送品質に迫る画像を確保しています。
また、今回の実証サービスは、BIGLOBE、DreamNet、eAccess、IIJ、アイ・ピー・レボルーション、Panasonic Hi-HO、So-net、Usen(有線ブロードネットワークス)、@nifty、等の大手ISPやFTTH事業者、ASDL事業者の方々にご協力いただきます。さらに、半年の実証サービス期間を通じて、協力各社との連携により更なる品質向上につとめてまいります。
尚、今回の実証サービスによるIRIへの業績への影響は軽微なものと考えます。
(株式会社プロデュース・オン・デマンド 会社概要) 2001年3月2日現在
|
本件に関するお問合せ
株式会社インターネット総合研究所
経営戦略室 広報担当 神田
TEL:03-3548-6149(直通)
FAX:03-3548-6162
E-mail: press@iri.co.jp