プレスリリース - インターネット総合研究所

平成14年08月28日

各　位

株式会社インターネット総合研究所
（コード　４７４１　東証マザーズ）

セキュリティ運用監視サービスの事業拡大に伴い、
IC&O新社長に白鳥氏を招聘、増資を実行
～ IRIグループのエンタープライズ向け
ネットワークソリューション提供力を強化～

　株式会社インターネット総合研究所（代表取締役所長：藤原洋、本社：東京都新宿区、以下IRI）は、子会社であり、MSP(※)事業を展開する株式会社インターネットシーアンドオー（以下IC&O）の新社長に前日本テレコムの白鳥氏を招聘すると共に、第三者割当増資を行うことを決定いたしました。
　今回の第三者割当増資は、IC&Oの株主であるIRI、日本電話施設株式会社（本社：愛知県名古屋市、代表取締役社長：水野忠）、ファストネット株式会社（本社：東京都目黒区、代表取締役社長：白戸善章）日本コムシス株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：武内宏允）の4社が、出資比率に応じて、引き受けます。
　これにより、IC&Oの調達総価額は2億円(内、1億円を資本準備金に繰り入れ)、資本金は3億円となります。尚、各社の振込みは10月中旬の予定です。

(※)MSP:Management Service Provider. コンピュータネットワーク分野の高いマネジメント力、高度なテクノロジーとそのノウハウを活かして、ネットワークシステム及びサーバの監視運用を、ネットワークを介して24時間365日休むことなく行うプロフェッショナル集団。

１．株式の取得理由
　企業顧客の経営の成否がIT戦略の巧拙によって決定される時代が到来し、既存のITシステムの効率化、最適化におけるネットワーク技術の重要性が増加するなど、企業を取り巻く環境に、大きな変化があらわれています。同時に、それら企業価値を増大するための最適なソリューション提供が、当社に求められる傾向が強まり始めました。
　このような大規模な市場需要を捉え、現在、IRIグループは、エンタープライズ顧客からのトータルソリューションのニーズに対応するために、グループ内の資源を強化すると共に、社外のパートナーとの協業を通じて、事業開発の拡大を図っております。
　その一環として、IRIグループがコア事業と位置付けて展開してきたブロードバンド・インターネット・インフラの構築・運用事業の中でも重要な役割を担ってきたIC&Oのネットワークシステム監視・運用サービス提供力をより強化すべく、今回の増資を決定いたしました。
　また、本年7月には、IC&O新社長に、日本テレコムのインターネット接続サービス（ODN）の立ち上げを主導し、加入者70万人段階までの発展の中核を担った白鳥悳靖氏を社長に迎え、同社の経営強化を図っております。

　当社は、ユーザー網のIP化という大きな流れを背景に、企業のネットワークシステムを中立的に分析し、企業価値を増大させるためのネットワークソリューション提供サービスを、グループ一丸となって展開してまいります。

２．IC&Oの今後の事業展開
　セキュリティ運用をはじめとした新規サービスの開発に注力し、大規模エンタープライズネットワークに適応する監視・運用サービスの高度化、多様化を進めてまいります。

セキュリティ分野、特に、ネットワークへの侵入検知・防御およびコンピュータウィルスの除去など、セキュリティサービスの総合的な運用受託。
従来のネットワーク監視に加えて、ネットワークの高度な運用サービス（BGP4）を提供。

３.IC&O の会社概要
　　　１．商　号　株式会社インターネットシーアンドオー
　　　２．設　立　平成11年12月22日
　　　３．代表者　代表取締役社長　白鳥悳靖
　　　４．所在地　東京都新宿区西新宿1－26－2　新宿野村ビル11Ｆ
　　　５．資本金　（増資前）2億円　　（増資後）3億円
　　　６．主要株主

	(増資前)	(増資後)
株式会社インターネット総合研究所	56.25％	56.67％
日本電話施設株式会社	21.25％	21.50％
ファストネット株式会社	10.00％	10.08％
日本コムシス株式会社	10.00％	10.08％
その他	2.50％	1.67％

７．従業員数　73名（平成14年7月現在）

８．業績

	平成13年3月期(実績)	平成14年3月期(実績)
売上高	212百万円	682百万円
営業利益	31百万円	138百万円
経常利益	31百万円	137百万円
当期利益	16百万円	72百万円