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プレスリリース

平成16年10月7日

報道関係者各位

慶應義塾大学
株式会社インターネット総合研究所
(4741 東京証券取引所 マザーズ)

日本の産学連携活動の理想的モデルを目指して

 慶應義塾大学(東京都港区、塾長:安西祐一郎)と株式会社インターネット総合研究所(東京都新宿区、代表取締役:藤原 洋、以下IRI)は、同大学と独立行政法人中小企業基盤整備機構(以下 中小機構)とが共同で計画している起業家育成事業のための施設整備と同事業の推進に関して、協力体制を整えることで合意しました。

 

 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(神奈川県藤沢市、以下SFC)に建設される起業家育成施設(インキュベーション施設:平成17年竣工予定)は、上記の整備機構が「平成16年度大学連携型起業家育成施設整備事業」の一つとして採択し、同大学及び地元自治体(神奈川県及び藤沢市)の協力の下で整備するものです。そこでは、情報技術や企業経営戦略の研究成果に代表されるSFCの多彩な知的資源を基礎としながら、次世代を担う起業家の育成を通して新産業創出への取り組みが積極的に行われる予定です。


 合意にしたがい協力体制を整えるなかで、IRIからの協力としましては、上記施設の建設用地取得費用の一部等に充当する寄附金を拠出するほか、同施設に入居する起業家への積極的な投資を実施します。また、同施設におけるIPv6(*)を利用した建物管理システムに関するIRIと同大学との共同研究も計画されています。


 また、現在計画しているIPv6などを活用した建物管理システムなどの共同研究では、既に実用化されている照明省エネルギーシステムの高機能化、多機能化に向けた実証実験を行う予定であり、この施設を実証実験の場として活用することも考えています。施設の整備・運営主体である中小機構に設備導入の検討を打診しています。


 なお、本件によるIRIの今期の業績への影響は軽微です。


(*)IPv6
インターネット・プロトコル・バージョン・6の略。現在の多く使われているプロトコルのバージョンは4(IPv4)で、32ビットIPアドレスが全部で40数億個しかないため、近い将来、割り振りできる資源が枯渇するといわれている。一方、IPv6のIPアドレスは128ビットなので、10億の2乗個割り振ることができ、非常に膨大な数の機器を個別に管理することができる。このほか、パケットを暗号化するセキュリティ技術なども導入されている。
SFCでは、IPv6の研究開発を行うコンソーシアム「次世代インターネットの基盤技術開発プロジェクト」、IPv6を活用した介護システム「e-ケアプロジェクト」など、IPv6の研究開発・実用化において世界的なイニシアティブをとっている。


以上

本件の報道に関してのお問い合わせ先

株式会社インターネット総合研究所
財務部 宮嶋 山崎  E-mail: press@iri.co.jp
TEL:03-5908-0711 FAX:03-5908-0719

慶應義塾大学 湘南藤沢研究支援センター
担当:濱岡、後藤
TEL:0466-49-3436 FAX:0466-49-3594
E-mail: kri-sfc@sfc.keio.ac.jp

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