株式会社インターネット総合研究所

平成17年8月26日

各　位

会社名 株式会社インターネット総合研究所
代表者名 代表取締役　藤 原　洋
（コード　４７４１　　　東証マザーズ）
問合わせ先 取締役コーポレートガバナンス担当
中川美恵子
（TEL. 03 - 5908 - 0711代）

当社による子会社の第三者割当増資引受、及び
子会社による株式会社イードの第三者割当増資引受
に関するお知らせ

　当社は、平成17年8月26日開催の取締役会において、株式会社アイ・アール・アイコマースアンドテクノロジー（以下、「IRI-CT」という。）の第三者割当増資を引受けることを決定いたしました。また、当社子会社であるIRI-CTについても、同日開催の同社の取締役会において、株式会社イード（以下、「イード」という。）の第三者割当増資を引受けることによって、イードを子会社化することを決定いたしました。これらに関するお知らせを下記のとおりいたします。

記

１．当社によるIRI-CTの第三者割当増資の引受について

（1）第三者割当増資引受の目的

　当社は、IRI-CTがイードの第三者割当増資を引受けるに当って必要な資金を提供するため、IRI-CTが実施する第三者割当増資の引受けを行います。IRI-CTによるイードの第三者割当増資引受に関しては、2．項に後述いたします。

 

（2）IRI-CTが実施する第三者割当増資の内容

[1]新株発行の種類	普通株式
[2]新株発行数	4,067株
[3]一株当たりの発行価額	150,000円
[4]発行総額	6億1,005万円
[5]割当先	株式会社インターネット総合研究所　　4,000株 他個人1名　　67株
[6]払込日	平成17年9月28日（予定）

※当社のIRI-CTに対する持株比率は、増資前62.1％から増資後77.0％になる予定です。

 

（3）今後の日程（予定）

平成17年9月12日　　IRI-CT 臨時株主総会開催

平成17年9月28日　　払込日

 

 

２．IRI-CTによるイードの第三者割当増資の引受について

（1）第三者割当増資引受の目的

　IRI-CTは、日本最大のブロードバンド＆ユビキタス総合情報サイト『RBB TODAY』（http://www.rbbtoday.com/）と、日本最大の自動車＆カーテレマティクス総合情報サイト『レスポンス』（http://response.jp/）を運営し、インターネット上でのメディア事業を中心にコンテンツ事業、プラットフォーム事業、コンサルティング事業、モバイルコマース事業などの関連ビジネスを展開しております。『RBB TODAY』は月間1,500万ページビュー・ユニークユーザー120万人、『レスポンス』は月間3,200万ページビュー・ユニークユーザー340万人の利用者がおり、日本最大級の専門ポータルサイトとして、業界における確固とした地位を確立しております。

 

　イードは、平成2年に日産自動車株式会社のデザインマネジメントを実施する戦略子会社として設立された会社であり、平成13年にMBO（マネジメント・バイ・アウト）によって独立いたしました。その後、事業分野・顧客数を飛躍的に拡大し、現在は自動車及びIT業界を中心に商品企画、デザイン調査、顧客満足度調査などを行い、また市場調査をベースにしたコンサルティング事業を展開しております。特に、日産自動車を含む複数の自動車メーカーと取引を行っており、自動車業界における市場調査に関しては常に高い評価を受けております。

 

　今回、イードが行う第三者割当増資をIRI-CTが引受けることにより、IRI-CTはイードを子会社化いたします。IRI-CTとイードは自動車業界及びIT業界における市場調査・マーケティング事業を行っており、共通の得意分野を保有しております。IRI-CTが運営するIT及び自動車分野の総合ニュースサイトである『RBB TODAY』、『レスポンス』と、市場調査・マーケティング事業のリーディングカンパニーでもあるイードとの相乗効果は、特に近年成長が著しいインターネットリサーチ分野での調査パネル規模の拡大、イードが有する国内外の顧客企業への新しいサービスの提供などが見込まれ、今後は両者が協力して事業展開を行うことにより更なる成長・発展が期待されます。　

　特に、自動車業界向けのサービスについては重点を置き、IRI-CTにおいて現在30万人の会員を保有するモバイルサービス『e燃費（http://response.jp/e-nenpi/）』の拡充を行い、イードの市場調査・マーケティング事業・コンサルティング事業の強化に役立てていく計画です。また、IRI-CTが運営する日本最大の『通信速度測定サイト(speed.rbbtoday.com)』の拡充を行い、ブロードバンド業界に対する市場調査・マーケティング事業も併せて強化していく予定です。

以上のように、IRI-CTのイードに対する出資を契機として両社が共同で事業を行うことにより、インターネットメディアとリサーチビジネスの融合による全く新しい事業体の構築を目指して更なる事業成長・発展を図ってまいります。

 

（2）イードが実施する第三者割当増資の内容

[1]新株発行の種類	普通株式
[2]新株発行数	11,740株
[3]一株当たりの発行価額	39,000円
[4]発行総額	4億5,786万円
[5]割当先	IRI-CT（全株式を割当）
[6]払込日	平成17年9月30日（予定）

※増資後におけるIRI-CTのイードに対する持株比率は67.8％になる予定です。

 

（3）今後の日程（予定）

平成17年9月12日　　イード臨時株主総会開催（イード）

平成17年9月30日　　払込日

 

 

３．当事会社の概要

商号 株式会社アイ・アール・アイ コマースアンドテクノロジー （親会社） 株式会社イード （子会社） 事業内容 インターネット上でのメディア事業及びそれに関連するシステム設計・開発事業 自動車、ITその他の幅広い分野におけるマーケティングリサーチ事業及び関連するコンサルティング事業 設立年月日 平成12年4月28日 平成2年10月16日 本店所在地 東京都新宿区西新宿1-26-2 東京都中野区中央1-38-1 住友中野坂上ビル16F 代表者 代表取締役　宮川洋 代表取締役社長　三留修平 資本金 290百万円 271百万円 発行済株式数 5,800株 5,130株 株主資本 335百万円 259百万円 総資産 468百万円 768百万円 決算期 6月 3月 従業員数 24名（当社からの出向者を含む） 56名 大株主及び 持株比率 株式会社インターネット総合研究所 62.1％ イード従業員持株会 18.1％ 宮川洋 10.3％ 株式会社インフォプラント 11.7％ 工木大造 10.3％ 投資事業組合「NIF 21-ONE（2号-A）」 10.9％ 中島昌彦 10.3％ 投資事業組合「NIF 21-ONE（2号-B）」 10.9％ 住友商事株式会社 7.0％ エヌ・アイ・エフベンチャーズ株式会社 9.4％ 主要取引銀行 みずほコーポレート銀行、三井住友銀行 三井住友銀行、東京三菱銀行、みずほ銀行 当事会社の関係 平成17年8月26日付けで出資契約を締結しております。 最近の業績 （単位：百万円） 売上高 700 売上高 1,402 営業利益 37 営業利益 △73 経常利益 35 経常利益 △81 当期利益 30 当期利益 △61 （平成17年6月期） （平成17年3月期）

※株式会社アイ・アール・アイコマースアンドテクノロジーの概要は、平成17年6月30日現在、株式会社イードの概要は平成17年3月31日現在の状況であります。

 

４．業績に与える影響

今回、IRI-CTがイードの第三者割当増資を引受ることにより、イードは平成18年6月期より当社の連結子会社となる予定です。平成18年6月期の連結業績に与える影響は、判明次第速やかに開示いたします。

以　上